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林檎亭

(´・ω・`)やぁ。 ようこそ林檎亭へ。

第五話-再開の風(中編)-【Blue Arcadia】

2010.08.22

category : Blue Arcadia 本編

林檎亭の物語を覚えている者は、幸せである(CV.若本)。

林檎亭の更新が、遅いから。

ここに、ミ・フェラリオの語る粗筋を載せる。



時に宇宙世紀0087年。かつて一年戦争で名を馳せた765独立部隊は、エゥーゴ765中隊と名を変えていた。

そこにはかつてのエースパイロット、ハルカ・アマミやマコト・キクチの姿もあった。

しかし同年3月、ラビアンローズでMk=Ⅱ強奪の報を、ティターンズの制服に身を包み聞いた彼女もまた、同765独立部隊のエースであったチハヤ・キサラギであったのだ。

チハヤ達961部隊一行は、エゥーゴのジャブロー襲撃を阻止すべくルナツーに寄港。その際にエゥーゴ艦隊と接触し、敵のMSに乗る者同士として、彼女達は最悪の再会を果たしてしまう。

チハヤと分かりあえないままに母艦「モンデンキント」への到達限界距離を迎えたハルカとマコトは宙域を離脱。ジャブロー強襲を終えたエゥーゴ部隊を支援するため大気圏に突入せんとするハルカ達は再びチハヤと出会うも、エゥーゴとティターンズにわかれた二人の溝は深まるばかりであった。

地上に降りても続く戦い、ジョセフ・シンゲツ率いるカラバのギョクト隊と合流した、経験と才能を兼ね備える765隊に、961隊のヒビキとミキは苦戦を強いられた。

大気圏再突入ではぐれたチハヤとの合流を果たした961隊は、ケネディポートから宇宙に脱出するエゥーゴ部隊を叩くブラン隊の援護として、再び765隊に戦闘を仕掛ける。

数で不利に立たされる765隊を援護すべく、キャルフォルニアベースを発つリョウ・アキヅキ達旧ミッシング・ムーン隊。
月面都市フォン・ブラウンで久々の再会を果たすアナハイム・エレクトロニクス技術一課長イオリ・ミナセとエゥーゴ765隊旗艦「モンデンキント」艦長アズサ・ミウラ。

さまざまな陰謀渦巻く宇宙世紀の大河は、その渦中にうら若き彼女たちをを巻き込み、激しさを増す。

敵味方に別れた彼女たちに、輝く宇宙でまた逢える日は来るのか?

君は、刻の涙を見る……







轟音と共にクゥエルは頭部を失い、ヒビキは悲鳴をあげる間もなく自由落下する己を感じた。

「くそっ、サブカメラは!」

暗闇に包まれたコックピットでパネルを操作、機体各所に設けられたサブカメラの回路をメインモニターに迂回させる。

画質はメインカメラに数段劣るが、

「撤退ぐらいしか………!」

目に浮かぶ涙を拭い、機体を反転させた。

「ヒビキがやられたの!?」

ネモの相手をしていたミキが反転、マコトにビームを放つ。

「ぐっ!」

「ミキ、私はネモの相手で手が離せない!いける?」

「任せてなの!」



「ええい、役に立たないエース部隊だ!」

ノーマルスーツのヘルメットを被りながら、カラスは怒鳴った。

彼の座るコックピットハッチが、ゆっくりと閉じる。

「アイザック、出るぞ!」

平たく広がる後頭部を持つハイザック、アイザックのド・ダイが唸りを上げる。

ゴーサインの音と共に、カラスのアイザックはヌービアムを飛び出した。

「ホント、これで負けてママに怒られるとか、あたしカンベンだからね!」

それに続いて出撃しようとするMA、ギャプラン。

「少尉殿、ヘルメット無しで出られるんですか!?」

それに乗る少女は、整備兵の言葉通りノーマルスーツこそ着ているが、ヘルメットを被っていない。

年の頃は10歳ほどか。長い金髪を、頭の上で巻いてまとめている。

「私は強化人間なの!吹っ飛ばされるよ!」

少女は整備兵の静止を振り払い、

「リファ・バスタルト、行っきまーす!」

発進した。

「増援が来た!?」

味方のド・ダイに相乗りし、後退しようとしていたハルカが、振り返って言った。

「増援?ミノフスキー粒子に紛れて、確認出来ませんが。」

「嫌な感覚、ただのパイロットじゃない。」

顔をしかめ、胸を押さえるハルカ。

「なら、マコト少尉といえども一人だけは危険です、援護を。」

ネモのパイロットが言う。

「でも、あなたは。」

「ここからなら自力でインベルに辿りつけます。自分が行くより、少尉殿がいらっしゃった方が戦力になりますからね!」

そして、ハルカにビームライフルとEパックを手渡す。

「分かりました。」

コックピットの中で、ハルカは力強く頷いた。

「では、御武運を!」

そう言って、ネモはド・ダイから飛び降りた。

「……待って!」

ハルカが叫んだその瞬間。

上からの閃光が、ネモを貫いた。

見上げると、ライフルを構えるハイザックが。

「ドダイから降りて、動きが遅くなるとなぁ!」

「そっちが落ちる!」

ライフルを振り上げ、ハルカはハイザックを撃ち抜いた。

「私が……迂闊だった!」

拳をパネルに叩きつけ、叫ぶハルカ。

涙を拭おうにも、ヘルメットのバイザーに阻まれる。

歯を食いしばり、反転。

「マコト!」

がら空きのミキの背中に、ライフルを撃ち込む。

だが、後ろを見ることも無くかわすミキ。

「こいつ、後ろに目がついてるみたいに!」

その隙にとマコトが撃ち返したバズーカすらも、ライフルで撃ち抜かれる。

「ああもう、2対1で!」

「本当、荒野の紅い妖精が大人気ないねぇ!」

瞬間、黄色の光芒がハルカをかすめる。

「モビルアーマー!?」

回避運動を取ると同時に、青いMA……ギャプランが脇を駆け抜けてゆく。

「速い!」

そして振り返る頃には、凄まじい加速度を物ともせず旋回を始めるリファのギャプラン。

「少尉殿、援護します!」

その背後にいたネモがライフルを放つが、

「甘いんだよ!」

両脇についたブースターを回転させ、リファは真後ろに向かってビームを放った。




「もう戦闘が始まってる!」

ミディアのコックピットで身を乗り出し、リョウは叫んだ。

「あの状況じゃミディアは突っ込めないわよ。」

「分かってる。」

睨みつけてくるユメコにリョウは頷き、第一ボタンを外す。

「とりあえず、味方の船に連絡をとらないと……」

「えっ、あー……」

リョウが通信機を取ったユメコを静止しようとするが、すぐに引っ込める。

「何よ。」

「いやぁ、あの……」

ゴリッ

必死に手を振りごまかすリョウの傍ら、固いものがかち合う音がする。

不思議に思って横を見やるリョウ。

視界に入ったのは、銃をユメコのこめかみにつけるエリと、冷や汗を流して両手を挙げるユメコだった。

「エリちゃん!?」

「連絡を取られたら、困るでしょ?」

そう言って、満面の笑みで銃をユメコのこめかみになすり付ける。

「そりゃあ困るけど!」

助けてと訴えかけるユメコの視線から必死で目をそらし、リョウは叫ぶ。

「リョウさん、まだですかぁ?」

その時、ハッチを開けて飛び込んでくる小さな影、アイ。

「リョウさんが説得するっていうから不安になってきてみれば、エリさんが全部解決しちゃったんですね!」

凄いです!と両手を組み、満開の笑顔を咲かせるアイ。

「アイちゃん的にこれはベターな解決策なの!?」

「だってユメコさんが黙ってくれたんだから、それで良いじゃないですか。」

「そういう問題じゃないでしょう!?」

「ああそうか、このままじゃエリさんが出撃できないですもんね、おーい!マナミさーん!オザキさーん!」

「違うって!」

リョウが引き留めようとするも、時すでに遅し。マナミとオザキがハッチから顔をのぞかせる。

「エリちゃん、やるじゃない!」

「良くやったわ、エリ。」

「………」

がっくりと肩を落とし、リョウは沈黙した。

「……全部、騙してたってわけね。」

その中、ユメコが口を開く。

「ごめん……急いでたから……もっと早く説明できれば良かったんだけど……」

うつむき、唇を噛むリョウ。

「本当にごめん、僕……ユメコちゃんに嘘を……」

「ああもう分かった!とにかく、連邦の艦に連絡したらだめなのね?」

「ユメコちゃん……」

「あんたを信頼する。終わったら、ちゃんと納得のいく説明しなさいよ!」

「あ……」

「ほら、分かったらさっさと行く!MS発進用意!」

そして、パネルを操作し始めるユメコ。

リョウは一瞬の躊躇いの後、

「分かった。」

それだけ言い残し、コックピットを後にする。

「これだと、もう着替えてる暇はない?」

格納庫へ繋がる通路で、エリが取り出した端末を見ながら言った。

「分かった、宇宙でもないし、ノーマルスーツは諦める。」

上着だけを脱ぎ、リョウは格納庫の扉を開けた。

[ハッチ開放するわよ、用意は?]

「待って、今コックピットを閉じる!」

[ハッチを開けたらまずはゲタを出すわ。空中で飛び乗れるわよね?]

「もちろん!ハッチ開けて!」

ミディアのハッチがゆっくりと開き、気圧差で格納庫内の空気が外へ逃げて行く。

外の光に映る、3機のMSとゲター。

[ゲター、リフトオフ!続いてMS発進!]

ユメコの号令とともに、ゲターが射出される。

「リョウ・アキヅキ、ジム・カスタム出ます!」
「アイ・ヒダカ、出撃ジム・キャノンⅡ!」
「エリ・ミズタニ、ジム・ガードカスタム、出撃します。」

半瞬遅れて、3機のMSが格納庫から滑り出た。

「僕が先行する、エリちゃんとアイちゃんは援護を!」

[[了解!]]
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リンゴ・t

Author:リンゴ・t
アイマスが好きです、でもガンダムは人生です。

im@s架空戦記「宇宙駆ける蒼い鳥」好評連載中!

その他にも雑記、オリジナル小説上げるかも。

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