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RGM-79GS ジム・コマンド宇宙戦仕様(ハルカ・アマミ機)

2010.05.13

category : Blue Arcadia 設定

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※解説には一部独自解釈が存在します。
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頭頂高:18.0m
本体重量:44.6t
全体重量:75.0t
ジェネレーター出力:1390kw
スラスター総推力:74000kg
装甲材質:チタン・セラミック合金
センサー有効半径:5500m



本機は、一年戦争末期から終戦後半年ほどの間、アフリカ戦線にて運用された機体である。

トウキョウに住みながらも、コロニー落としの被害を免れた少女たちによる部隊「765隊」のハルカ・アマミが主に搭乗していたため、ハルカ機と呼称される。

そもそもRGM-79GSは本来、コロニー防衛を想定して建造されていたものであり、主な製造ラインはルナツーにあった。

だが星一号作戦を目前にして、「不良品」とまで言われた初期量産型のジムではなく、ベテランパイロットがその腕前を発揮できる、本来の設計書通りのジム (後にジム改と呼ばれる機体である)をジャブローで製造する計画が立ち上がった。

しかし安かろう悪かろうでジムを量産し続けていたジャブロー工場の生産ラインの改造は遅々として進まず、結局、ルナツー工場からノウハウをコピーでき、かつジム改よりは既存のジムに近かったジム・コマンドを量産することで決着がついた(その宇宙に上げられたうちの一機が、ユーグ・クーロ大尉の駆るジム・コマンドである)。

本機はそんないざこざの中、ジャブローにて生産されたは良いものの、混雑のあまりに宇宙に打ち上げられることの叶わなかったジム・コマンドの一機である。

各種センサー類はジム・コマンドのコロニー内戦仕様のものに換装され、宇宙戦仕様のものを地上で使った時の性能よりは若干の改善が見られるものの、地球上の湿気、砂煙には対応しきれなかったようで、実質的なセンサー有効半径は適正地形での運用より一回り狭くなっている。

当然、バックパックや各部の姿勢制御スラスターも宇宙戦仕様と同様のものであり、地上戦においては無意味、むしろ防塵性の観点から整備性を悪化させるだけではないかとも言われたが、ハルカ・アマミは見事にそれらのスラスターを使いこなし、驚異的な空中戦能力と機動性を見せつけた。


武装としては、標準装備である頭部二連装60mmバルカン砲と携行式のビーム・ガンを装備。

砂煙の舞う地上におけるビーム兵器の有効性に疑問を持った上層部の意向から、同部隊のチハヤ・キサラギが駆る後期先行量産型ジムには実弾武装(後のジム・ライフルである)が装備されるなど、半ば試験的な導入ではあったが、ハルカ・アマミの優れた操縦能力(というよりは、射撃能力)もあってか十分な戦果を上げるに至っている。

そして、本機が他の制式機と一線を隔てる唯一とも言える大きな違いは、その胸部と股間部の塗装である。

本機は配備直後にジオン公国軍の部隊との比較的大規模な戦闘に巻き込まれ、股間部前面装甲と胸部装甲の一部を破損した。

当然のごとく改修が行われたが、同様に損傷したチハヤ・キサラギ機の改修も含めると、ジムに特徴的な赤色塗料が不足することが判明。

当時、地上戦において塗装は防錆性や装甲の張り合わせ部分からの砂塵の侵入を防ぐ防塵性を考慮すると不可欠なものであり、無しですませるというわけにはいかなかった。

チハヤ・キサラギ機に関しては母艦であったヘビィ・フォーク級「ネーブラ」の青色塗料を使用することで決着がついたが、本機に関しては四肢を覆う白色塗料との混色が試みられ、特徴的な桃色の塗装が施されることとなった。某黒歴史アニメとは全く関係ないことをここに付け加えておく。

結果として、本機の特徴的な塗装は驚異的なハルカ・アマミの射撃・回避能力とあいまって「荒野の赤い死神」と呼ばれるに至り、戦いの大舞台が宇宙に移っていた中、数少ない地上での連邦軍エースとして後世に語り継がれている。

なお本機は宇宙世紀0080年6月、ジム改が765隊に正式支給された後に廃棄処分となった。
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ショートショートっぽい何か

2010.01.11

category : Blue Arcadia 設定

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[オーディションを受ける方は、こちらで受け付けていまーす。]
まだオーディションまでかなり時間があるというのに、その声の元にはそれなりの行列が出来ていた。
正月休みが終わって初めての日曜日に、ご苦労なことだと私は思った。
かく言う私もこうして列に並び、受付を待っているのだが。それも、かなり前の方で。
数人か前の人が受付で自分の受験番号を言っているのを見て、自分も手元の紙で受験番号を確認する。
72。何かと因縁のある数字だけに、忘れようはない。
それにしても、ここに居る大勢のライバル達は何を考えてこのオーディションを受けるのだろうか。
……まさか、自分のような事情を抱えている人間はほとんど居ないだろう。
単なる憧れか、気まぐれか、そういえば、この前のオーディションでは自分を変えたいと言っていた人もいた気がする。
「はい、次の方!」
受付の人が、こちらに向かって手招きしている。
しまった、物思いにふけって列が進んでいるのに気づいていなかった。
「すいません!」
慌てて駆け寄り、頭を下げる。
「緊張してるねぇ、受験番号は?」
「72番、チハヤ・キサラギです。」
「ん、チハヤちゃんね。じゃあそこのステージの前に並んでる椅子に座って待ってくれる?」
「分かりました。」
係員の人が手で示す向こう、テレビ局の前に仮設されたステージと、その裏……ここはステージの裏なので、正面が正しいのだろうか、そこに椅子が並んでいた。
何が始まるのか、何のために並んでいるのかという、観光客達の好奇の視線を浴びながら、私は椅子に向かう。
座ってみると、冬の朝の冷気におしりが冷たい。だが、座っているうちにどうということはなくなるだろう。
「うひゃー、寒い寒い!」
その時、私の後ろに並んでいた子が、受付を終えたのかこちらに駆けてきた。
そして勢い良く椅子に座り、
「ぎゃあ冷たい!」
勢い良く立ち上がった。元気な子だ。
「ううー、えーと。」
しばらくの思案の後、彼女は手袋を外して椅子に置き、その上に座った。
隣に座った元気な彼女を、横目で見てみると、平凡な女の子だった。
私と年の頃は同じか、ぎゃあぎゃあと騒いでいたのを見ると少し下か。頭のリボン以外に化粧っ気も無く、服も平々凡々。
自分も人の事は言えたものではないが、それはこの喉だけで戦おうと思っているからであり。
この子も、何か見た目以外に何かを秘めているのだろうか。
「いやー、寒いですよねぇ本当に。」
突然、彼女が言った。
誰に言ったのか辺りを見渡すが、自分のもう片方の隣に座るオーディション受験生はその隣の子と話しているし、他には誰もいない。
「……私?」
「うん、そうだよ!」
満面の笑みでこちらを向き、彼女は言った。
「そうね、寒いわね。」
空を見上げても、灰色の雲が広がるばかり。これでは昼になっても気温が上がることはないだろう。
「私、ハルカ・アマミって言います。あなたは?」
「チハヤ、チハヤ・キサラギ。」
「そっか、よろしくお願いしますね、キサラギさん。」
そして訪れる沈黙。
ハルカと名乗った彼女はニコニコしているが、私の返答の仕方はやはりいけなかったのだろうか。
「えと、キサラギさんってお幾つですか?」
だが彼女はそんなこと機にする様子も無く、また話しかけてきた。
「14よ。」
「あれ、じゃあ私より一つ下かぁ。私なんかより全然大人っぽいのに。」
首を傾げる彼女。私は私を「大人っぽい」と言った彼女の胸元に行きそうになる視線を押し戻し、
「遅生まれなの。ハイスクールの1年生よ。」
「そうなんだ!じゃあ私と同級生だね!」
そう言って、彼女は急に手を握ってきた。
私は思わず顔をしかめる。
「あ、ごめんね、手、冷たかった?」
「いえ、大丈夫よ。」
そういう問題ではないだろう。
「どこから来たの?」
「ナカノよ。生まれも育ちもナカノなの。」
「へー、すごい!私はエレメンタリーからサイド4にいたの。」
何気ない私の言葉に、彼女は両手をあわせて身を乗り出してくる。
「別に凄くも無いわ。あなたは戦争が始まって疎開してきたの?」
「うん、コロニーに居ると危険だ、って。でも地球の家は近いから、もしかしたらまた会えるかも!」
……別に、会いたくない。
私は思わず黙り込んだ。
「チハヤちゃんは、なんでこのオーディションを受けようと思ったの?」
だが彼女は喋り続ける。明るいのか、遠慮が無いだけなのか。
「なぜ、って……」
早く親から独立したいから、なんて言ったら彼女はどう言うだろうか。
根掘り葉掘り聞いてくるのだろうか。意外と、そういう事を言ったら黙ってくれるのだろうか。
「私はね、歌が好きなの。」
だが彼女は、私の返事を待たずに喋りだした。
「私の歌で、たくさんの人が幸せになってくれれば良いなぁって。」
「そう……」
なるほど、そういう考え方もあるのか。
他人本位な考え方。私にはきっと出来そうにない。
ニュータイプ。ジオンの創設者がそんなことを言っていた気がするが、結局その国が連邦に戦争を仕掛けてきたのだ。
このハルカという子の言葉も、どこまで純粋なものなのだろうか。
「私はね、」
自分の家庭環境を明かせば、彼女はどういう反応を返してくるのだろうか。
無神経な反応を見て、化けの皮をはがしてやろうかと思った。
我ながら意地が悪い。
だが、彼女はおもむろに立ち上がった。
「あれ……」
つられて顔をあげると、曇の朝にしては眩しい光が私の目を刺した。
雲の上を、何か光る物が動いている。
巨大なそれは、またたくまに私達の頭上を覆うまでに広がる。
いや違う、巨大なそれはもともと私達の頭上を占領するに足りる大きさだったのだ。
バキバキという、何かが砕けるような音。
瞬間、雲が晴れた。
燃えさかるコロニーの壁面。それが、ゆっくりと私達の頭上を通り抜けて行く。
「空が……落ちる……」
隣で彼女が、消え入るような声で言った。
そう、それはまるで空が落ちてくるよう。
かつてチャイナでは柱が空を支えているという迷信があったそうだが、目の前を占領する科学の粋にそんな喩えを持ち出すなど、ナンセンスの域だろう。
その時、炎に包まれた何かがコロニー本体とは別に落ちてくる。
ミラーの一部だろうか、それとも、一片が剥がれ落ちたのだろうか。
分からない。
ただ、それが地上からでも形の分かる大きさであり、まさにトウキョウの都心に落ちようとしていることは確かであり。


宇宙世紀0079年1月4日。
サイド2「ハッテ」の8バンチ・コロニー「アイランド・イフィッシュ」の第二ミラーの一片は、トウキョウ副都心を中心とする半径3キロを壊滅させた。
二次災害を含めた死傷者の数は不明。
この事件で戦災孤児になった子供のうち何人かが、地球連邦軍の兵士として前線に赴いたという情報があるが、定かではない。


---------------------------------------

なげぇwwwwww

「Blue Arcadia」は、一応一年戦争開始から話は考えてありますよー、というお話。

RGMー79 ジム後期先行量産型(チハヤ・キサラギ機)

2009.12.10

category : Blue Arcadia 設定

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画像-0028


頭頂高:18.0m
重量:42.5t
ジェネレータ出力:1250kW
スラスター総推力:55500kg


一年戦争において地球連邦軍を勝利に導いた、ジム先行量産型の一機。

星一号作戦終結、すなわち終戦直後から開始されたアフリカ大陸におけるジオン討伐作戦に投入され、765独立部隊、MS小隊長たるチハヤ・キサラギ少尉に支給された機体である。

常々指摘され、同系列のGMが粗悪品とまで呼ばれた理由であった機体制御システムの不備による動作不良は、整備士リツコ・アキヅキによって解決・改良されており、むしろ後期生産型に近い信頼性を誇る。

指揮官機らしく、頭部にはEz-8と同様のブレードアンテナ、バックパックには2本のビームサーベルを装備。


だが本機が他の機体と一線を画していたのは、その外観においてであった。

本機は支給後すぐにジオンのMS-07B、グフと交戦し、左胸部、右上腕、さらには左大腿を損傷しつつもこれを撃破することに成功。

だがその修理時に、胸部塗装用の塗料と右肩装甲が不足するという事態が発生したのだ。
そこで、胸部は母艦であるヘビィフォーク級外装用の深青色塗料を使用し、肩部には撃破したグフ独特の肩部装甲をあてがい、これを応急処置とした。
これには戦闘中に、敵のグフという機体に惚れ込んだチハヤの要望もあったと言われる。リツコ・アキヅキが、右腕の動作アルゴリズム組み替えに膨大な労力を要し、ジム・ライトアーマーなどが実用化されつつあった時期に、果たして戦術的に右肩装甲装備のためにそれほどの労力をかける価値があったのか、というのがその論者の意見である。


兎にも角にも、以後、制式色の紅白とは一風変わった青と白という配色のままチハヤのジムは戦場を駆け、ついにその活躍は「荒野の蒼い鬼神」という二つ名までをも頂くこととなった。

なお二本のビームサーベルの他に、武装としては専用の実体弾ライフル……後にジム・ライフルと呼ばれることになるのだが……が存在する。
採用の理由としては、チハヤが何故かビームの弾速に慣れることができなかったという個人的な理由と、砂埃と硝煙の舞う荒野ではビーム兵器の威力・射程が半減し、実用的な実弾兵器の開発が急がれていたという戦略的な理由などが上げられている。

ちなみに本機は宇宙世紀0080年末、チハヤがRGM-79Cジム改の支給を受けるのと同時に廃棄処分となっている。
プロフィール

Author:リンゴ・t
アイマスが好きです、でもガンダムは人生です。

im@s架空戦記「宇宙駆ける蒼い鳥」好評連載中!

その他にも雑記、オリジナル小説上げるかも。

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